こころねレター
大学のキャリア講話をさせていただきました
2021.11.30
大学1年生は、まだまだ就職を視野に入れて活動するには早いと思われがちですが、
本大学の学生さんは取り組みが早く、キャリアの授業や課題に前向きに取り組む学生さんでした。
まずは、私の経験をまじえて現実感を味わっていただきながら、自分自身に向き合ってみるワークを取り入れていきました。
自分自身と向きあうことは、日ごろなかなか行わないのですが、授業に取り入れてしっかり時間をつくって取り組むと、まっすぐ自分だけに向き合うことができます。
これを「自己理解」とよびますが、自己理解とは簡単なものではありません。
さまざまな思いが交差して取り組みを邪魔することがあります。
それでもかまわないのです。
この時にできなくても、そのきっかけをつくれただけで、これからどんどん視野が広がっていくことと思います。
そのために私のような相談役がいるのです。
迷いや混乱が生じても、少しずつ一緒に未来へ進めるサポーター的役割です。
さらに、自己理解が難しかった人にとっても、気軽に就活の1歩を踏み出せるよう、興味領域から入るワークも行いました。
私は、講話において「できなくてつらい」と思う学生さんをつくらないことを目標にしています。
つまり、学生さんを置き去りにしない講話を目指したいと思っています。
もともと私は多くの人の前で講話をすることが得意ではありません。でも、伝えるということがどれほど大切なことなのか、カウンセリング業を始めて痛感しています。
今後も少しでも誰かのお役にたてるような、そんなカウンセラーでありたいと思います。
講話のお話をくださった本大学の担当者の方々に、そして話をきいてくださった大学の学生の皆さんに深く感謝いたします。