こころねレター

2024年のご挨拶

2024.01.15

2023年を振り返る

2023年は、皆さまのお話をうかがわせていただく中で、私自身にとってさまざまな思いがありました。

中でも人とのかかわりに関するお悩みをうかがったときのことですが、「人を信じることができなくなりました」という言葉がいつまでも心に残っているのです。

「ハラスメント」問題です。

ハラスメント問題のニュースを耳にするたびに心が痛んできましたが、私にとって、痛み方がちょっと変化していて、

ハラスメントを受けた側に加え、ハラスメントをしたとされる側のことが何ともしれない痛みになって押し寄せてくるようになったのです。

2024年は、「人を信じられるとは」について向き合いたいと思い年を越しました。

 

2024年を迎えて

衝撃を受けたのは1月1日元日の能登半島地震の発生です。

新年の抱負がまったく浮かばなくなりました。

あまりにも突然のことで、Webサイトはもちろん、FacebookやInstagramでも挨拶だけしかできなくなってしまいました。

この思いが何か、2週間経った今でも言葉にすることが出来ずにいて、自分自身、やってみようと決めていたことも手をつけないまま流してしまった出来事もあります。

かといって、お悩みをうかがう皆さまに対する思いは何もかわらず大事にしていて

こころねを探して、こころねを選んで、こころねを試してみて下さる方々には本当に感謝しているのです。

 

2024年の自分のありかた

私にとって、大きな渦にのみこまれた元旦でした。

「人を信じることができなくなりました」という言葉がずっと脳裏に浮かびます。

「信じる」とはいったいどういうことなのか、人とのかかわりとは何なのか、出来上がらないパズルのようにばらばらになったままの状態が続いています。

「無力・・・」

もしかすると、無力を感じたのかもしれません。

2024年は、あまり手を広げずに、今まで培ってきた力を使って私自身ができることを深く実践していこうと決めました。

 

こころねをご利用くださる皆様へ

カウンセリングステーションこころねは2024年4月に5年目を迎えます。

初心は一度も忘れたことはありません。

おひとりおひとりと大事にかかわらせていただく思いは何年経っても変わっていません。

でも、さらに深く、もっとよくなるようにするためには、これまで皆さまからいただいたたくさんのお悩みをもとに、こころねなりの方法を具体的に検討したいと考えます。

もちろんおひとりおひとりのペースを何より大事にしていきますが、レジリエンス(回復力)をカウンセリングで高められるように、皆さまおひとりおひとりに先の見えるカウンセリングができるように、皆さまが効果を感じられ、少しでも回復を早められるように、

そんなこころねを目指していきたいと思います。

 

本年もカウンセリングステーションこころねをどうぞよろしくお願いいたします。

 

文責 代表カウンセラー 川口典子

 

 

 

 

 

大切にしていること

2023.06.10

だれにでも大切にしていることがあって

それが満たされていると心は安定しているのですが

満たされずにいると不安定になってしまいます。

みなさんは、ご自身が何を大切にしているのかご存知でしょうか。

 

大切にしていることの見つけ方

自分が大切にしていることはなかなかみつけにくいものです。

「形あるもの」であると「親を大切にしている」とか「ペットを大切にしている」という表現をするかもしれませんが、実は形あるもので表現するのではなく、抽象的な表現から大切なことを見つけていきます。

例えば、「親を大切にしている」のであれば、なぜ親を大切にしていると思うのか

というように「なぜ」の部分、つまり、「中身」が重要になります。

その理由の中には、これまでに親と接してきた中での「何か」があるのです。

 

何かを見つける途中で

もしかしたら、本当は親との関係で辛いことがあったとしたらどうでしょう。

その出来事に蓋をしたままの状態の場合は、本当は思っていないのに、言葉だけ「親が大切」と言っていることになるかもしれません。

本当に親が大切なのに、そうとは思えなくなる瞬間が時々出てきてしまうことになります。

でも、「親が大切」と心から思えるとどうでしょう。

それからのこころの持ち方が全く変わります。

 

大切なことを見つけるには、カウンセラーの力をかりるという方法があります。

自分の中に眠っていた「大切なことである理由」を一緒に引き出してみることができるかもしれません。

 

大切なことを知ってからの対処

自分にとって大切なことが明確になると、

例えば気分が落ち込んだ時の理由が明確になります。

おそらく大切なことが満たされていないとき、心が揺さぶられるのではないでしょうか。

大切にしている「親」が元気がなかったり、大変な状況に陥っていた場合、きっと自分自身も揺さぶられることになります。

もし、自分の大切にしていることが「楽しむ事」であったならば、

楽しめない生活をしていると、なんだか休んでいないような眠れないような、物足りないような、そんな心の揺さぶられ方をする場合もあるでしょう。

もし、大切なことが満たされていないのであれば、実は、そちらの改善を検討するとよい場合があります。

それができるようになるにはどうすればよいのかを検討してみるのです。

こころは、大切なことができないことによって揺さぶられているのですから・・・。

 

落ち込んだ時の対処をするための第一歩

まず、自分にとっての大切にしている事を見つけることです。

それは人によって違います。

自分だけの大切なことなのです。

人と比べるものでも何でもありません。

自分が大切であれば、それでよいのです。

極端な話ですが、「寝ること」が大切なこととします。

すると、それが満たされなければつらくなるわけです。

そうであれば眠れるようにすることが対策になるでしょう。

 

こころねのカウンセリング

もちろんはじめから大切なことがみつけられるわけではありません。

何度かカウンセリングを受けていただく中で、偶然発見するのです。

しかも、相談されるその人ご自身で。

 

カウンセリングステーションこころねのカウンセリングは、そんなカウンセリングです。

偶然の発見をするために、ご相談される方々はカウンセラーと一緒に自分自身と向きあっていきます。

そうやって発見できた自分自身の大切なことは、

その後のカウンセリングに大きな変化をきたします。

なぜかというと、繰り返しになりますが、

こころがゆさぶられている理由が明確になるからです。

なぜ気分が落ち込むのか、わからないまま過ごすのと、理由がわかって対処するのとでは日々の過ごし方がまったくちがってきます。

 

よろしければ一度こころねのカウンセリングへお越しください。

そして、少しずつ自分にとって何が大切なことなのか一緒に見出していきましょう。

心療内科からカウンセリングをすすめられた場合

2023.06.03

心療内科を受診しようと決めた時

受診すると決めるまでには、とても勇気が必要で、やっとの思いで心療内科に電話をされる人は少なくないのかもしれません。

どうしようどうしようと迷いながら、ようやく思い切って電話をしようと決められるのではないでしょうか。

現代社会においては、こころを傷めて心療内科を受診される人が多いため、予約がとれず、すぐに受診することができないことがほとんどのようです。いったん電話でお話されたあと、「カウンセリングをおすすめします」と言われることもあるかもしれません。また、一度診察を受けられて、「カウンセリングに行ってみませんか」と勧められる場合もあるようです。

そんな時、どのように感じられますか?

 

①やっとの思いで電話をしたのに、診てもらえないなんて、つらい・・・

②「予約がいっぱいだからカウンセリングに行ってください」ということ・・・?

③病院ではなくカウンセリング?

 

いますぐなんとかしたいのに、それができないなんて、まるで、拒否されたようにお感じになられることもあるかもしれません。もしかすると薬をのんでなんとかしたいと思って受診された場合は、お薬をいただけないことが辛く感じることになるかもしれません。

 

心療内科とカウンセリングルームの違い

■心療内科

1.医師による診察のため、必要時に薬を処方していただける

2.医師による診察のため、診断書をいただける(場合によっては休職する時に必要になる)

3.待っている患者さんが多く長い時間話をきいていだだくことは難しい

4.カウンセラーが常駐されている病院は別に対応してもらえる場合がある

5.保険適応となる

■カウンセリングルーム

1.医師ではない、心理分野の専門家が対応するため薬の処方ができない。そのため、カウンセラーが薬が必要だと判断した場合は、医師がいる心療内科を紹介される

2.医師ではないため、診断書がもらえない。そのため、カウンセラーが診断書が必要だと判断した場合は、心療内科を紹介される

3.1人の相談者のために時間が確保されるのでゆっくり話をきいてもらうことができる

4.保険適応ではなく自費となる

なぜカウンセリングをすすめられるの

実は一番の理由は予約がいっぱいだからということではありません。電話や1回目の診察でお話をきいていて、「もっとじっくり話をきいてもらったほうが、きっとよくなる」

と判断されるからです。さらに、ただカウンセリングに「投げているのではなく」、「連携している」のです。つまり、ゆっくり十分話をきいてもらえるカウンセリングの場に行ってみることで、話の中身を一緒に整理して、今後どう過ごせばいいか、病院に行った方がいいのか、それとも、他に方法があるのか、きちんと見えるようになります。そのうえで、やっぱり受診したほうがいいと判断されると、気持ちが整理できた状況で病院に行くことができ、薬がいるのかいらないのか、先生も判断しやすくなるのです。

カウンセリングをすすめられても、話をきいてもらってどうなるのかわからないので、なぜカウンセリングをすすめられるのかわからないのかもしれません。

 

じゃあ、カウンセリングに行ってどうなるの

実は、カウンセリングは、話をきくだけのところではありません。

「きくだけでしょう?」とお感じになられるかもしれませんが、ただきいているわけではないのです。

それがカウンセリングを専門としている理由です。

言葉で説明するのは難しいのですが、専門家は心について多くを学んでいます。さらに、ご相談なさる方との対話の中でさまざまな理論や療法を使っているのです。ですから、ただきいているだけのように感じられても、それは違っているのです。ただ、カウンセラーも同じ人間ですので、「このカウンセラーさんとはなんとなく合う」「なんとなく合わない」という実感が生まれられるかもしれません。実際にカウンセリングの方法は、カウンセラーによって異なります。そのときは、ご自身の思いを優先させて、ご自身に合ったカウンセリングの場を選んでいただければと思います。

もし、ご自身に合ったカウンセラーに巡り合えた場合は、間違いなく日常の過ごし方が変わっていきます。なぜかわっていくのかというと、それはアドバイスをうけているからではなく、ご自身で気づいてご自身で進み方を決めていける自分になるからです。ただ、どのくらいでそうなるのかは、人によって異なります。でも、あわてずゆっくり自分に合ったペースで進めていけたらいいですよね。

 

こころねのカウンセリング

私は30年看護師として勤務しておりましたので、心理系大学に編入して学び卒業しましたが、年齢的なこともあって大学院までは行きませんでした。随分迷いましたが、資格より実践を選択したのです。ですから、臨床心理士の資格は持っていません。残念ながら相談業務の期間が若干足りず、公認心理士の資格も取得できませんでした。でも、病院という「臨床」で働いており、心療にかかわる患者さんの看護に長年携わってきました。また、小児から高齢の方まで多くの患者さんのお話をよくきいてすぐに対応したいという思いで働いてまいりましたので、その経験をカウンセラーとしての強みにしています。ですから、心だけではなく、身体の健康についてもご相談を受けることが可能な立場にあります。さらに、産業分野やキャリア支援の資格と経験がありますので、メンタルヘルスのケアと併行して、人生の進路についても一緒に考えていくことができます。つまり、心を傷める前、傷めているその時、少し良くなった後、すべての状況での支援を大切にしている場所がカウンセリングステーションこころねです。

最近は箱庭セッションの効果がおどろくほど見え始めている状況です。おもちゃであそぶようになった小さいお子様から、ご高齢の方までどなたでも受けていただけるものになります。こころねは、予防カウンセリングを目指しています。こころが傷む前の段階で定期的に来ていただき、バランスを整えながら日常をすごしてみられませんか?楽に過ごせる毎日を皆さんにお届けできること、それがこころねのカウンセリングのねらいです。

箱庭を使って整理してみる

2023.05.28

箱庭づくりの流れ

砂箱の中に作品を作っていきます。箱の中の砂を自由に形作り、棚のフィギュアを並べていきます。

成人でだいたい平均15分から20分ほどかけて完成しますが、時間は気にせず作成いただきます。

向きが決まっていて、箱の手前に立っていただき、そこから見るものが作品になりますので、あちこち移動して作ることを控えていただきます。

無理にたくさん置く必要はなく、「出来上がり」と思った時が完成です。

 

作品が一体何になるの?

ふつうにみると「作品」です。

ありのままの「物」になります。

ここから、「心の中」に入っていきます。作品が「物」ではなくなるわけです。

実は、この作品は作者の「今の気持ち」を表現したもので、ただ、ある「物」としてとらえるだけでは何も変化は起こりません。

さらに、作品だけを分析しても個別的な気持ちを表現することはできません。

つまり、個別的なセッションにつなげるためには、その人の「言葉」が必要になります。

カウンセラーと一緒に話すことで、「物」だと思っていたものが別のものに変化します。そして、それが何であったのか見えるようになります。

 

気づきを日常の生活に活かす

セッションを通しては、気づきから今後どうしていくかという方針まで見えることがあります。

それは、自分自身で気づき、内省することによって、道が拓けていくようです。

目標をもって進める日常は、何も気づけなかった日々に比べどれだけ充実したものになるでしょう。

しかも、個別的です。自分だけの箱庭セッションは、他の人が実施することはできないさらには、自分だけの道しるべと言っても過言ではありません。

 

評価に使う

自分自身で決めた道しるべにそって行動する・・・。そうすると、評価が必要になります。

その際再度箱庭セッションを受けてみるのです。

つまり、箱庭は変化するのです。前と同じものは、意識しなければ作れません。

逆に言うと、前と同じ箱庭をつくるということは、変化していないという可能性もあります。

でも、それにも意味があるのです。それを一緒に見出し整理していくこともできます。

 

どうやってわかるの?

箱庭セッションを受けたことがない人は、まず「怪しい」とお感じになるかもしれません。

実は全く怪しいものではありません。

なぜかというと、「箱庭の作品」をツールにしてカウンセリングを実施しているだけだからです。

砂箱を各領域に分けて分析する方法は、多くの事例検討を通して研究された結果であり、信憑性があると同時に、決してその通りではない、各個人の声による分析が加わり、その人だけの結果となるのです。

逆に言うと、形だけにこだわってしまうと、「その人の分析」ではなくなってしまいます。

セッションをするカウンセラーの柔軟な感性が大きく左右するものと考えられます。

 

「そうである」「そうではない」に気づくことの重要性

分析結果が「そうじゃないな・・」と感じた時、その気づきがとても大事で、それを声に出して表現するかしないかで、セッションの動きは大きく変わります。

「当たっている」「当たっていない」というものが箱庭セッションではなく、あくまでも作品と作者の声で完成するセッションであるということを知っておいていただけたらと思います。

 

気分障害と向きあっていらっしゃる方へ

2023.04.28

 

□気分障害と向きあうということ□

「向きあう」という一言では片づけられないほど

長い間気分障害と闘っていらっしゃる方は少なくないのではないでしょうか。

定期的に病院に通院するのと同じように

こころをメンテナンスしながら過ごす。

その心のメンテナンスの手段の1つがカウンセリングであったりします。

「向きあう」ときは

自分1人で頑張るのではなく誰かに手伝ってもらってもよいのではないでしょうか。

ご家族だったり、ご友人であったり、こころねのようなカウンセラーでもよいのかもしれません。

 

□一緒に支えてくれている相手に申し訳ないと感じた時□

長いこと闘っていると

だんだん自分自身のことを責め始めることもあるかもしれません。

支えてくれている人たちのことを大事に思っていればいるほど

申し訳ない気持ちになるのかもしれません。

もしそうであれば、こころねのような第三者(もちろんこころねに限らず相談できる専門家)、

つまり、申し訳ないな・・・と感じる相手ではなく全く申し訳ないと思う必要のない専門家に話してみると

なにかのきっかけが見つけられるかもしれません。

 

□長いこと気づけなかったことに気づくことができるかも□

長く闘っているからこそ、見えてくるものがあって

「何も変わっていない気がする。何か変えてみたい」と思うことがあるかもしれません。

もちろん、かなり気持ちが沈んでいるときは別です。

それでも、何とかしたいと思うサインを時々感じることはありませんか?

例えば「今日はいつもより死んでしまいたいと思う気持ちが強かった・・・なんとかしたい」

この「何とかしたい」は強い「つらい」の表現です。

こんな時、今のこころの状態を話すことが大事なのかもしれません。

あしたになれば気持ちは変化します。

数時間後にも変化するかもしれません。

そうすると、なんだったのかわからなくなってしまいます。

気づいたその時に、「今のこの気持ちはなんだろう・・・」と

確認してみませんか?

長いこと気づけなかったことに気づくことがあるかもしれません。

 

カウンセリングステーションこころね

 

 

 

 

 

 

 

子育てに悩むとき

2023.04.07

子どもって

お子さまのことで

悩んだり、困ったり、イライラさせられたりすることが多々あるかと思います。

それでも自分なりに一生懸命子育てをしていらっしゃるのではないでしょうか。

今やっている家庭での子育てについて、

例えば誰かに否定されたとします。

 

「それはよくない」「そうだからこんな子になる」

 

そうすると

すごくがんばってきたことが、全部だめだったかのように聞こえて

すっかり自信を失ってしまうかもしれません。

そんなことってありませんか?

 

子どもって

自分がおなかをいためて一生懸命に産んだ子です。

大切に思わないわけがない。

 

何とかしたい

でも、自分の思った通りにならないとイラっとしてしまいます。

それはだれだってそうです。

 

「どうしてイラっとするのだろう・・・。もう少し方法はないのだろうか・・。」

ともしお悩みであれば、その方法を一緒に話すことで見つけることができるかもしれません。

 

カウンセリングってそういうところ

 

誰かに子育てを否定されたと感じたら

もし

「全部私が悪い」「私のせいでこうなった」と感じてつらくなったとき

こんなふうに気持ちを切り替えてみてください。

 

私の子育てが悪いわけではない。だって、私はこの子のことを大切に思っているからこそ

がんばっている。

 

人のアドバイスは否定ではなく、プラスαの材料。

子育てのためのプラスαだと思ってみると楽です。

 

実は、

人からもらったアドバイスをひどく苦痛に感じることがあるんです。

それはなぜかというと、

自分の価値観とはちがうアドバイスだからです。

自分が大事にしている考えを否定されたように感じるアドバイスは

苦痛でしかありません。

ですから、そう感じたら、

「アドバイスをくれた人と私の価値観は違うので、私には合わないアドバイスかもしれない。

でも、ちょっと参考にしてみようかな」

くらいの受け取り方でよいです。

自分のやってきたことを全部変えてしまうのではなく

ちょっとヒントをもらって必要なところを参考にしてみましょう。

 

もし、こまったときはいつでもカウンセリングにお越しください。

 

基本的に子育てって

各ご家庭でちがうのは当然のこと。

そのご家庭のカラーがあるからこそ、いろんなお子さまに育っていかれる。

まちがっている子育てというのはそもそもなくて

「大事に育てている」という気持ちがあればそれでいいわけです。

「大事に育てているのに・・・」と思ったら

ぜひカウンセリングにお越しください。

 

子育てが随分楽になります。

 

カウンセリングステーションこころね 

 

 

 

 

 

 

就職に向き合う大学生の皆さんへ

2022.01.08

大学を受験するときに、将来の目標が明確になっている状態の人はどのくらいいるでしょう。

高校を卒業する前に、いざ就職を考えた時に、まだ自身の働くイメージを見いだせていないからひとまず大学に行こうと思う人もいるでしょうし、

大学に入学した後に、なぜこの大学に来たのかわからないという場合もあるでしょう。

そんなときでも、タイミングごとに計画的にやっていくと、就職の流れにのることは可能になります。

1年生の時に「就活なんてまだ早い」と思いがちですが、そんなときでもとりあえず順序だててやっておくと後が楽になります。

 

【1年生はメンタルから入る】

まずはメンタルをととのえていきます。

生きづらさや人間関係の悩みなど、さまざまなしがらみを誰もがもっています。

まずはそれを解決させます。

これには、「働くこと」に目を向けることができずにいる状況を失くす意味があります。

ここで必要になるのはカウンセリングです。

4か月~6か月、1回1時間の10回強程度のカウンセリングを受ける必要はありますが、

これをまず1年生の内にやってしまいます。なぜかというと、1年生の内は就活の準備をする段階だからです。

2年生でも可能ですが、1年生の内だと2年生では次のステップに進むことができるわけです。

 

【2年生でやること】

メンタルがととのうと、毎日生きやすくなります。

目標すら見えてくるかもしれません。

それでも、まだ、自分が何をしたいのかわからない場合がほとんどです。

ここで必要になるのは、

まずは「みること」です。

つまり、「見てみること」「きいてみること」「やってみること」です。

そうすることでなにかに「出逢う」のです。

つまり、偶然をつかむのです。

何も見ず、なにも聞こうとしないと、何にも出逢うことはありませんし、何もつかむことはありません。

具体的に何をするかと言いますと、

ただ、情報を集めるのです。

就職イベントやインターンシップに参加してみることです。

興味から入ってもかまいません。

自分が何に興味があるのか、これも見出していくことができます。

カウンセラーはそのお手伝いもできます。

2年生でこれに取り組めるようになるには、やっぱり1年生の内にメンタルをととのえておくことが大切だということがわかりますね。

 

【3年生の夏までに】

集めた情報をもとに自分にしっかり向き合ってみます。

自己理解です。

これまで、生きてきた時間をじっくり振り返り自分自身と向きあう大切な時間をここでとります。

そうすると、自分自身の培ってきた価値観に巡り合います。

それに巡り合えると、自分がこれからなにをやっていきたいのか、

自分はこれから何をやって成長していきたいと思っているのかが見えてきます。

そうすると、それがやれる仕事とはどんなものか探し出します。

仕事理解です。

仕事理解とは、やみくもに仕事をみつけるのではなく、自分自身に合ったものを見つけるのです。

仕事に自分を合わせようとするうわべだけのものではなく、自分の思いと仕事、両方がマッチすることが重要なのです。

これは、企業説明やインターンシップを繰り返し受け、何かを感じ何かを学びます。

何を学んだかも1人で見出せない場合はカウンセラーが一緒に見出すお手伝いをします。

キャリアの授業ではエントリーシートの書き方や、履歴書の書き方、そして面接の方法を教わります。

自己理解ができていると、それはすんなり書けるようになりますし、自信をもって面接にものぞむこともできます。

3年生の夏、それまでにできることを目標にすると、楽に進むことができます。

 

【4年生】

6月に解禁になる求人情報。

この時から就活が始まるわけではありません。

先にお伝えしました準備があってからこその6月を迎えるわけです。

つまり、3年生の夏には準備OKになっておくと、6月がきてもあわてずにすむのです。

しかし、これは知らないとそのままです。

つまり、見ようとしないと、聞こうとしないと、やってみようとしないとそのままなのです。

遅くなってもかまわないといえばかまわないのですが、それだとせっかくの人生の1日1日がもったいないように感じませんか?

 

大学生活では大学生にしかできないことをやる。

たくさん遊んで、たくさん楽しむ。

もちろんそれはとても大切なことです。

しかし、先に書いたことも大学生の時にしかできないことなのです。

いろんな企業の説明をきいたりインターンシップに行ったりすることは、働き始めたらできませんよね。

どうでしょう。

なんでもいいから行ってみて自分が何を感じ取って何を学ぶのか大学生のうちに味わってみるというのはいかがでしょうか。

 

そして、

1人で考えるのが難しいときには、だれかに相談して一緒に取り組む事です。

それが近道になります。

 

1歩踏み出す勇気。

それができればあとはきっと楽になるでしょう。

 

このお話で、踏み出そうとするみなさんの背中をちょっとだけおすことができたなら

幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

こころねの箱庭へ

2021.09.27

オーダーメイドと予防のカウンセリング

2021.09.13

カウンセリングステーションこころねでは

オーダーメイドカウンセリングと

予防のための整理(オーガナイズカウンセリング)に

心がけています。

 

人それぞれにちがった環境の中にいて

ちがったご縁で培ってきたものがあり

気づかないうちに育ってきた傷つきがあるとしたら

 

それは皆ちがう悩みができあがることになります

 

ですからそれぞれにそれぞれの方法で

かかる時間もばらばらで

その人に合ったカウンセリングが必要になります

 

それがオーダーメイドです

 

あたりまえのようですが

特別なことです

 

あなた一人のための

あなた一人があなたらしく

前に進むためのカウンセリング

 

それがオーダーメイドカウンセリングです

 

オーガナイズカウンセリングとは

カウンセリングを通して自身の心を整理することです

心に傷を負う前に

早く気づくことができたなら

 

日常を過ごす時間が

ちょっと楽になるかもしれません

 

それが予防です

 

予防の時期は

なかなか自分で気づくことができません

ですから

気づくためのちょっとした

ヒントが必要になります

 

次回はそのヒントをお伝えします

 

 

 

親の生きる姿

2021.08.18

 

親の意思を確認できずどうしてよいかわからないとき

人の尊厳が何かわからなくなったとき

本当にこれでよかったのか後悔するとき

 

そんなときに受けられるカウンセリングがあります

 

生まれた時から

ずっと「親」としてそばにいた「父」や「母」

毎日何気なく時が流れ

年を重ねていく実感はあっても

万が一のときのことを

真顔で話し合うことは

なんとなくタブーになっていて

さらに

当の親自身も

自分自身の万が一の時というものを

考えることを遠ざけている場合が多いようです

 

そんなとき

急にその時はやってきます

 

例えば親の入院をきっかけに

これからの親子のありかたを一緒に見つめてみるというのはどうでしょう

 

そうすると

不安や迷いを最小限にしながら

親に接していくことができるかもしれません

 

 

看護師として

たくさんのご高齢の方やそのご家族に

携わらせていただきました経験と

病気になってからの経過やその対応についての知識

 

それを活かしたカウンセリングがあれば

「よかった・・・」と感じられる親子のかかわりができるのではないかと

ずっと実感して勤めてまいりました

 

看護師の資格と経験があり

人の生きる道しるべを一緒に探していくカウンセラーに

 

 

子である皆様が

親の生きる姿をともに感じ

迷いなく支えられますよう

 

一度話してみられませんか