こころねレター
2024年のご挨拶
2023年を振り返る
2023年は、皆さまのお話をうかがわせていただく中で、私自身にとってさまざまな思いがありました。
中でも人とのかかわりに関するお悩みをうかがったときのことですが、「人を信じることができなくなりました」という言葉がいつまでも心に残っているのです。
「ハラスメント」問題です。
ハラスメント問題のニュースを耳にするたびに心が痛んできましたが、私にとって、痛み方がちょっと変化していて、
ハラスメントを受けた側に加え、ハラスメントをしたとされる側のことが何ともしれない痛みになって押し寄せてくるようになったのです。
2024年は、「人を信じられるとは」について向き合いたいと思い年を越しました。
2024年を迎えて
衝撃を受けたのは1月1日元日の能登半島地震の発生です。
新年の抱負がまったく浮かばなくなりました。
あまりにも突然のことで、Webサイトはもちろん、FacebookやInstagramでも挨拶だけしかできなくなってしまいました。
この思いが何か、2週間経った今でも言葉にすることが出来ずにいて、自分自身、やってみようと決めていたことも手をつけないまま流してしまった出来事もあります。
かといって、お悩みをうかがう皆さまに対する思いは何もかわらず大事にしていて
こころねを探して、こころねを選んで、こころねを試してみて下さる方々には本当に感謝しているのです。
2024年の自分のありかた
私にとって、大きな渦にのみこまれた元旦でした。
「人を信じることができなくなりました」という言葉がずっと脳裏に浮かびます。
「信じる」とはいったいどういうことなのか、人とのかかわりとは何なのか、出来上がらないパズルのようにばらばらになったままの状態が続いています。
「無力・・・」
もしかすると、無力を感じたのかもしれません。
2024年は、あまり手を広げずに、今まで培ってきた力を使って私自身ができることを深く実践していこうと決めました。
こころねをご利用くださる皆様へ
カウンセリングステーションこころねは2024年4月に5年目を迎えます。
初心は一度も忘れたことはありません。
おひとりおひとりと大事にかかわらせていただく思いは何年経っても変わっていません。
でも、さらに深く、もっとよくなるようにするためには、これまで皆さまからいただいたたくさんのお悩みをもとに、こころねなりの方法を具体的に検討したいと考えます。
もちろんおひとりおひとりのペースを何より大事にしていきますが、レジリエンス(回復力)をカウンセリングで高められるように、皆さまおひとりおひとりに先の見えるカウンセリングができるように、皆さまが効果を感じられ、少しでも回復を早められるように、
そんなこころねを目指していきたいと思います。
本年もカウンセリングステーションこころねをどうぞよろしくお願いいたします。
文責 代表カウンセラー 川口典子