こころねレター
2024.8月中旬にお休みをいただきます
いつもカウンセリングステーションこころねをご利用いただきありがとうございます。
通常、休日関係なくご予約を承っておりますが、
8月10日(土)~8月15日(木)までの約1週間、お休みをいただくことにいたします。
予約が取りづらくなっている中、申し訳ありませんが、
何卒よろしくお願いいたします。
カウンセリングステーションこころね
カウンセラー 川口典子
4月9日(火)午後の予約枠に空きが出ました
前日のおしらせになりますが
明日4月9日(火)13時以降の予約枠に空きが出ました。
ご都合のつかれる方は
予約フォームを御確認の上ご予約ください。
お待ちいたしております。
カウンセリングステーションこころね
2024年度追加臨時メニュー ■箱庭を使用した継続キャリア支援とカウンセリング ~子どもにも自分と向きあう時間を~
対象:小学5年生~高校3年生 男女(個別対応、付き添い可)
5回コース継続支援(1回基本60分2200円、5回コース1回2000円×5回=10000円)
1.新学期から1か月後の5月
2.夏休みの7月または8月
3.新学期から1か月後の10月
4.冬休み前後12月または1月
5.新年度が始まる前3月
「日頃の様子が気になる」「進路が見えないようだ」「人との関係性に悩んでいるよう」など何かお気づきの場合はお子さまにお声掛けいただき、箱庭セッションを通したキャリア支援とカウンセリングを継続して受けていただくことで、お子さま自信の日常がどのように変化していくか実感いただける機会にしていただければと思います。
*お問い合わせフォームよりお申込みいただきますとメールで返信させていただきます
2024年のご挨拶
2023年を振り返る
2023年は、皆さまのお話をうかがわせていただく中で、私自身にとってさまざまな思いがありました。
中でも人とのかかわりに関するお悩みをうかがったときのことですが、「人を信じることができなくなりました」という言葉がいつまでも心に残っているのです。
「ハラスメント」問題です。
ハラスメント問題のニュースを耳にするたびに心が痛んできましたが、私にとって、痛み方がちょっと変化していて、
ハラスメントを受けた側に加え、ハラスメントをしたとされる側のことが何ともしれない痛みになって押し寄せてくるようになったのです。
2024年は、「人を信じられるとは」について向き合いたいと思い年を越しました。
2024年を迎えて
衝撃を受けたのは1月1日元日の能登半島地震の発生です。
新年の抱負がまったく浮かばなくなりました。
あまりにも突然のことで、Webサイトはもちろん、FacebookやInstagramでも挨拶だけしかできなくなってしまいました。
この思いが何か、2週間経った今でも言葉にすることが出来ずにいて、自分自身、やってみようと決めていたことも手をつけないまま流してしまった出来事もあります。
かといって、お悩みをうかがう皆さまに対する思いは何もかわらず大事にしていて
こころねを探して、こころねを選んで、こころねを試してみて下さる方々には本当に感謝しているのです。
2024年の自分のありかた
私にとって、大きな渦にのみこまれた元旦でした。
「人を信じることができなくなりました」という言葉がずっと脳裏に浮かびます。
「信じる」とはいったいどういうことなのか、人とのかかわりとは何なのか、出来上がらないパズルのようにばらばらになったままの状態が続いています。
「無力・・・」
もしかすると、無力を感じたのかもしれません。
2024年は、あまり手を広げずに、今まで培ってきた力を使って私自身ができることを深く実践していこうと決めました。
こころねをご利用くださる皆様へ
カウンセリングステーションこころねは2024年4月に5年目を迎えます。
初心は一度も忘れたことはありません。
おひとりおひとりと大事にかかわらせていただく思いは何年経っても変わっていません。
でも、さらに深く、もっとよくなるようにするためには、これまで皆さまからいただいたたくさんのお悩みをもとに、こころねなりの方法を具体的に検討したいと考えます。
もちろんおひとりおひとりのペースを何より大事にしていきますが、レジリエンス(回復力)をカウンセリングで高められるように、皆さまおひとりおひとりに先の見えるカウンセリングができるように、皆さまが効果を感じられ、少しでも回復を早められるように、
そんなこころねを目指していきたいと思います。
本年もカウンセリングステーションこころねをどうぞよろしくお願いいたします。
文責 代表カウンセラー 川口典子
11月のご予約枠を設定いたしました
いつもお越しいただきありがとうございます。
遅くなりましたが
ご予約いただける11月の枠を設定いたしました。
どうぞご利用ください。
みなさまのお越しを心よりお待ちいたしております。
カウンセリングステーションこころね
川口典子
11月のご予約についてのお願い
いつもお越しいただきありがとうございます。
カウンセリングステーションこころねより皆さまへ11月のご予約についてのお願いです。
すでに10月末までご予約をいただいておりますが
11月はまだ予定枠を作成しておりませんので、いましばらくご予約をお入れになられませんよう
宜しくお願いいたします。
今後とも皆さまのお越しを心よりお待ちいたしております。
カウンセリングステーションこころね
川口典子
令和5年10月1日からのインボイス制度開始と導入
カウンセリングステーションこころねでは、これまでカウンセリング料金を税込み価格でご提供いたしておりましたが、令和5年10月1日からのインボイス制度開始と導入に伴い、各メニュー料金に消費税10%を加算させていただくことになりました。皆様にはご負担をおかけすることになりますが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。また、カウンセリングステーションこころねは、適格請求書発行事業者として登録しておりますので、領収証がご入用の際は、お声掛けいただきますようよろしくお願い申し上げます。
大切にしていること
だれにでも大切にしていることがあって
それが満たされていると心は安定しているのですが
満たされずにいると不安定になってしまいます。
みなさんは、ご自身が何を大切にしているのかご存知でしょうか。
大切にしていることの見つけ方
自分が大切にしていることはなかなかみつけにくいものです。
「形あるもの」であると「親を大切にしている」とか「ペットを大切にしている」という表現をするかもしれませんが、実は形あるもので表現するのではなく、抽象的な表現から大切なことを見つけていきます。
例えば、「親を大切にしている」のであれば、なぜ親を大切にしていると思うのか
というように「なぜ」の部分、つまり、「中身」が重要になります。
その理由の中には、これまでに親と接してきた中での「何か」があるのです。
何かを見つける途中で
もしかしたら、本当は親との関係で辛いことがあったとしたらどうでしょう。
その出来事に蓋をしたままの状態の場合は、本当は思っていないのに、言葉だけ「親が大切」と言っていることになるかもしれません。
本当に親が大切なのに、そうとは思えなくなる瞬間が時々出てきてしまうことになります。
でも、「親が大切」と心から思えるとどうでしょう。
それからのこころの持ち方が全く変わります。
大切なことを見つけるには、カウンセラーの力をかりるという方法があります。
自分の中に眠っていた「大切なことである理由」を一緒に引き出してみることができるかもしれません。
大切なことを知ってからの対処
自分にとって大切なことが明確になると、
例えば気分が落ち込んだ時の理由が明確になります。
おそらく大切なことが満たされていないとき、心が揺さぶられるのではないでしょうか。
大切にしている「親」が元気がなかったり、大変な状況に陥っていた場合、きっと自分自身も揺さぶられることになります。
もし、自分の大切にしていることが「楽しむ事」であったならば、
楽しめない生活をしていると、なんだか休んでいないような眠れないような、物足りないような、そんな心の揺さぶられ方をする場合もあるでしょう。
もし、大切なことが満たされていないのであれば、実は、そちらの改善を検討するとよい場合があります。
それができるようになるにはどうすればよいのかを検討してみるのです。
こころは、大切なことができないことによって揺さぶられているのですから・・・。
落ち込んだ時の対処をするための第一歩
まず、自分にとっての大切にしている事を見つけることです。
それは人によって違います。
自分だけの大切なことなのです。
人と比べるものでも何でもありません。
自分が大切であれば、それでよいのです。
極端な話ですが、「寝ること」が大切なこととします。
すると、それが満たされなければつらくなるわけです。
そうであれば眠れるようにすることが対策になるでしょう。
こころねのカウンセリング
もちろんはじめから大切なことがみつけられるわけではありません。
何度かカウンセリングを受けていただく中で、偶然発見するのです。
しかも、相談されるその人ご自身で。
カウンセリングステーションこころねのカウンセリングは、そんなカウンセリングです。
偶然の発見をするために、ご相談される方々はカウンセラーと一緒に自分自身と向きあっていきます。
そうやって発見できた自分自身の大切なことは、
その後のカウンセリングに大きな変化をきたします。
なぜかというと、繰り返しになりますが、
こころがゆさぶられている理由が明確になるからです。
なぜ気分が落ち込むのか、わからないまま過ごすのと、理由がわかって対処するのとでは日々の過ごし方がまったくちがってきます。
よろしければ一度こころねのカウンセリングへお越しください。
そして、少しずつ自分にとって何が大切なことなのか一緒に見出していきましょう。
心療内科からカウンセリングをすすめられた場合
心療内科を受診しようと決めた時
受診すると決めるまでには、とても勇気が必要で、やっとの思いで心療内科に電話をされる人は少なくないのかもしれません。
どうしようどうしようと迷いながら、ようやく思い切って電話をしようと決められるのではないでしょうか。
現代社会においては、こころを傷めて心療内科を受診される人が多いため、予約がとれず、すぐに受診することができないことがほとんどのようです。いったん電話でお話されたあと、「カウンセリングをおすすめします」と言われることもあるかもしれません。また、一度診察を受けられて、「カウンセリングに行ってみませんか」と勧められる場合もあるようです。
そんな時、どのように感じられますか?
①やっとの思いで電話をしたのに、診てもらえないなんて、つらい・・・
②「予約がいっぱいだからカウンセリングに行ってください」ということ・・・?
③病院ではなくカウンセリング?
いますぐなんとかしたいのに、それができないなんて、まるで、拒否されたようにお感じになられることもあるかもしれません。もしかすると薬をのんでなんとかしたいと思って受診された場合は、お薬をいただけないことが辛く感じることになるかもしれません。
心療内科とカウンセリングルームの違い
■心療内科
1.医師による診察のため、必要時に薬を処方していただける
2.医師による診察のため、診断書をいただける(場合によっては休職する時に必要になる)
3.待っている患者さんが多く長い時間話をきいていだだくことは難しい
4.カウンセラーが常駐されている病院は別に対応してもらえる場合がある
5.保険適応となる
■カウンセリングルーム
1.医師ではない、心理分野の専門家が対応するため薬の処方ができない。そのため、カウンセラーが薬が必要だと判断した場合は、医師がいる心療内科を紹介される
2.医師ではないため、診断書がもらえない。そのため、カウンセラーが診断書が必要だと判断した場合は、心療内科を紹介される
3.1人の相談者のために時間が確保されるのでゆっくり話をきいてもらうことができる
4.保険適応ではなく自費となる
なぜカウンセリングをすすめられるの
実は一番の理由は予約がいっぱいだからということではありません。電話や1回目の診察でお話をきいていて、「もっとじっくり話をきいてもらったほうが、きっとよくなる」
と判断されるからです。さらに、ただカウンセリングに「投げているのではなく」、「連携している」のです。つまり、ゆっくり十分話をきいてもらえるカウンセリングの場に行ってみることで、話の中身を一緒に整理して、今後どう過ごせばいいか、病院に行った方がいいのか、それとも、他に方法があるのか、きちんと見えるようになります。そのうえで、やっぱり受診したほうがいいと判断されると、気持ちが整理できた状況で病院に行くことができ、薬がいるのかいらないのか、先生も判断しやすくなるのです。
カウンセリングをすすめられても、話をきいてもらってどうなるのかわからないので、なぜカウンセリングをすすめられるのかわからないのかもしれません。
じゃあ、カウンセリングに行ってどうなるの
実は、カウンセリングは、話をきくだけのところではありません。
「きくだけでしょう?」とお感じになられるかもしれませんが、ただきいているわけではないのです。
それがカウンセリングを専門としている理由です。
言葉で説明するのは難しいのですが、専門家は心について多くを学んでいます。さらに、ご相談なさる方との対話の中でさまざまな理論や療法を使っているのです。ですから、ただきいているだけのように感じられても、それは違っているのです。ただ、カウンセラーも同じ人間ですので、「このカウンセラーさんとはなんとなく合う」「なんとなく合わない」という実感が生まれられるかもしれません。実際にカウンセリングの方法は、カウンセラーによって異なります。そのときは、ご自身の思いを優先させて、ご自身に合ったカウンセリングの場を選んでいただければと思います。
もし、ご自身に合ったカウンセラーに巡り合えた場合は、間違いなく日常の過ごし方が変わっていきます。なぜかわっていくのかというと、それはアドバイスをうけているからではなく、ご自身で気づいてご自身で進み方を決めていける自分になるからです。ただ、どのくらいでそうなるのかは、人によって異なります。でも、あわてずゆっくり自分に合ったペースで進めていけたらいいですよね。
こころねのカウンセリング
私は30年看護師として勤務しておりましたので、心理系大学に編入して学び卒業しましたが、年齢的なこともあって大学院までは行きませんでした。随分迷いましたが、資格より実践を選択したのです。ですから、臨床心理士の資格は持っていません。残念ながら相談業務の期間が若干足りず、公認心理士の資格も取得できませんでした。でも、病院という「臨床」で働いており、心療にかかわる患者さんの看護に長年携わってきました。また、小児から高齢の方まで多くの患者さんのお話をよくきいてすぐに対応したいという思いで働いてまいりましたので、その経験をカウンセラーとしての強みにしています。ですから、心だけではなく、身体の健康についてもご相談を受けることが可能な立場にあります。さらに、産業分野やキャリア支援の資格と経験がありますので、メンタルヘルスのケアと併行して、人生の進路についても一緒に考えていくことができます。つまり、心を傷める前、傷めているその時、少し良くなった後、すべての状況での支援を大切にしている場所がカウンセリングステーションこころねです。
最近は箱庭セッションの効果がおどろくほど見え始めている状況です。おもちゃであそぶようになった小さいお子様から、ご高齢の方までどなたでも受けていただけるものになります。こころねは、予防カウンセリングを目指しています。こころが傷む前の段階で定期的に来ていただき、バランスを整えながら日常をすごしてみられませんか?楽に過ごせる毎日を皆さんにお届けできること、それがこころねのカウンセリングのねらいです。
箱庭を使って整理してみる
箱庭づくりの流れ
砂箱の中に作品を作っていきます。箱の中の砂を自由に形作り、棚のフィギュアを並べていきます。
成人でだいたい平均15分から20分ほどかけて完成しますが、時間は気にせず作成いただきます。
向きが決まっていて、箱の手前に立っていただき、そこから見るものが作品になりますので、あちこち移動して作ることを控えていただきます。
無理にたくさん置く必要はなく、「出来上がり」と思った時が完成です。
作品が一体何になるの?
ふつうにみると「作品」です。
ありのままの「物」になります。
ここから、「心の中」に入っていきます。作品が「物」ではなくなるわけです。
実は、この作品は作者の「今の気持ち」を表現したもので、ただ、ある「物」としてとらえるだけでは何も変化は起こりません。
さらに、作品だけを分析しても個別的な気持ちを表現することはできません。
つまり、個別的なセッションにつなげるためには、その人の「言葉」が必要になります。
カウンセラーと一緒に話すことで、「物」だと思っていたものが別のものに変化します。そして、それが何であったのか見えるようになります。
気づきを日常の生活に活かす
セッションを通しては、気づきから今後どうしていくかという方針まで見えることがあります。
それは、自分自身で気づき、内省することによって、道が拓けていくようです。
目標をもって進める日常は、何も気づけなかった日々に比べどれだけ充実したものになるでしょう。
しかも、個別的です。自分だけの箱庭セッションは、他の人が実施することはできないさらには、自分だけの道しるべと言っても過言ではありません。
評価に使う
自分自身で決めた道しるべにそって行動する・・・。そうすると、評価が必要になります。
その際再度箱庭セッションを受けてみるのです。
つまり、箱庭は変化するのです。前と同じものは、意識しなければ作れません。
逆に言うと、前と同じ箱庭をつくるということは、変化していないという可能性もあります。
でも、それにも意味があるのです。それを一緒に見出し整理していくこともできます。
どうやってわかるの?
箱庭セッションを受けたことがない人は、まず「怪しい」とお感じになるかもしれません。
実は全く怪しいものではありません。
なぜかというと、「箱庭の作品」をツールにしてカウンセリングを実施しているだけだからです。
砂箱を各領域に分けて分析する方法は、多くの事例検討を通して研究された結果であり、信憑性があると同時に、決してその通りではない、各個人の声による分析が加わり、その人だけの結果となるのです。
逆に言うと、形だけにこだわってしまうと、「その人の分析」ではなくなってしまいます。
セッションをするカウンセラーの柔軟な感性が大きく左右するものと考えられます。
「そうである」「そうではない」に気づくことの重要性
分析結果が「そうじゃないな・・」と感じた時、その気づきがとても大事で、それを声に出して表現するかしないかで、セッションの動きは大きく変わります。
「当たっている」「当たっていない」というものが箱庭セッションではなく、あくまでも作品と作者の声で完成するセッションであるということを知っておいていただけたらと思います。